印刷物とWebをつなぐための方法として一番よく使われているのがQRコードです。しかし、ただURLをQRコードに変換するだけでは、そのQRコードからのアクセスが分析できずもったいないです。
QRコードを使って分析をし、印刷物の効果測定につなげるためにはどうすればいいのか方法を説明します。
QRコードのパラメータの設定の仕方
QRコードからWEBサイトへのアクセスを把握するためには、QRコードを読み込んだこと、そしてどのQRコードを読み込んだのかを認識できるようにする必要があります。そして、それを分析しやすくするためには、アクセス解析で用いるグーグルアナリティクスで認識できるようにする必要があります。
ステップとしては以下の通りです。
- パラメータを設定したURLを作成する
- QRコードを生成する
- QRコードを印刷物に載せる
- QRコードからのアクセスを分析する
まずパラメータを設定したURLの作成ですが、グーグルのサイトを使って作成することができます。
GOOGLE URL 生成ツールの中のGoogle アナリティクス キャンペーン URL 生成ツールをクリックします。入力する内容としては下図のような形です。
①が対象のURL,②、③がグーグルアナリティクスで参照元/メディアとして確認するために必要で、④がキャンペーン単位でのアクセスを確認するために必要になります。入力が完了したらCopy URLをクリックします。なお、長いURLを好まないユーザーもいるので、それを気にする場合はとなりのConvert URL to Short Linkを選んでください。
QRコードの作成
QRコードの作成はどこで行っても問題ありません。例えばQRのススメなどで作成してください。
QRコードの印刷物への配置
QRコードの大きさとしては15mm程度が推奨です。(弊社で動作確認した限りでは実際は10mm程度あれば大抵のスマホで読み込むことはできました。)
また、QRコードの作成は黒一色で作成することをオススメします。理由としてはQRコードをカラーで印刷することもできますが、カラーで印刷する際に4色分の版を用意してインクを重ねて色を表現することから、微妙に複数の版がずれてしまう可能性があるからです。
QRコードからのアクセス分析
印刷物のQRコードを設定したらあとは分析を行います。
グーグルアナリティクスの集客>すべてのトラフィック>参照元/メディアをクリックし、先程設定したqr/dmがQRコードからのアクセスになります。
また、キャンペーン単位のアクセスを確認する際には、集客>キャンペーンを選択します。ここでそれぞれのキャンペーンごとのQRコードからのアクセスを確認することができます。